みなさんはサプリメントをどのように選んでいますか?
暑さが厳しく過ごしにくい季節になってきました。
なんか最近疲れが抜けない…、目が覚めても疲れが残っている…。
そんな時、仕事もあるし、サプリメントでも飲んで頑張ろうかな?と、ドラッグストアやコンビニに駆け込む。
そこには簡単に手に取れる場所にたくさんのサプリメントが…。
そんな時、皆さんだったらどうやってサプリメントを選びますか?
WOMANウェルネスプロジェクトスタッフ 薬剤師の富高 美智子がサプリメントとの上手な付き合い方を一緒に考えてみたいと思います。
サプリメントはお薬ではありません
多くの方が使っている「健康食品」「サプリメント」という言葉ですが、実はその用語に行政的な定義はありません。
健康食品とは「健康の保持増進に資する食品全般」が、サプリメントとは「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」がそれぞれ該当すると考えられていますが、明確な定義がないため本当に多様な物があるのが現実です。
あくまで食品なので薬のように「特別な効能、効果」を目的として飲むのではなく、ある成分を集中して摂る事で「特定の効能」を期待すると思って付き合うと良いと思います。
サプリメントの中に機能性表示食品というものがあります。機能性食品は食品の含有成分やその成分の持つ機能などについて表示出来ます。
たとえば、「本品は、メチル化カテキンを含んでいるので、花粉が気になる方の目や鼻の調子を整えます。」などといった表示が認められているわけです。
しかし、薬事法上特定の疾病や症状の予防、効果が認められたわけではないので医薬品のような効果や効能があるような表現も認められません。
医薬品は薬事法上特定の疾病や症状に対する予防や治療効果が認められています。
たとえば「◯◯という成分はこう言う薬理作用があるため花粉症などのアレルギー症状の改善に効果があります。」と言えるわけです。
サプリメントと上手に付き合うことは、日々を元気に過ごすための一つの選択肢
でも、実際、病気…と言うまでではないのだけれど、ちょっとした不調を和らげたいだけ、と言う人はたくさんいると思います。
医薬品は確かにその成分の薬理上の作用で効果が認められますが、人間の身体とは不思議なもので、その成分がその効果だけを示すわけではなく、ちょっとした副作用を示す事もあり得ます。
もし、症状が本当にひどくツライ…と言うまでではなかったら、サプリメントですませたい。
また、病気の症状まではいかないから薬のお世話になりたくない、そして病気にならないように元気な身体でいるためにもサプリメントを予防的に飲みたい方もいると思います。
必要な栄養素はなるべく食事から摂る事が望ましい食習慣のためにも好ましいのは言うまでもありません。しかし、ストレス社会と言われる現代において規則正しい生活習慣を維持するのは大変なことです。
食は大事…それは十分にわかっています。ですが、様々な理由で食事からの栄養補給が難しい事もありますよね。そのためにサプリメントと上手に付き合うことは、日々を元気に過ごすための一つの選択肢であると思います。
では、どのようにサプリメントを選び、どう付き合うのか、是非知っておいていただきたいことを次回お伝えしていきたいと思います。
薬剤師 富高 美智子(スタッフ紹介ページはこちら)
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