こんにちは!
WOMANウェルネスプロジェクト(以下、WWP)スタッフの 赤谷まかな(スタッフ紹介ページはこちら) です。
私はキャリアコンサルタント、女性の健康推進員として、健康作りと幸せなキャリアをキーワードに、キャリアカウンセリングをはじめ、講演やワークショップなども行なっています。
キャリアの枝葉を広げるための根幹は「健康」!〜女性キャリア支援の現場で感じること〜
WWPが考える「健やかに生きる」ということについては、代表加倉井さおりのコラム「健やかに、自分らしく、幸せに生きていくために ~人生100年時代を幸せに生き抜く「ウェルネスライフ」という考え方~をご覧ください。
私は5年前、産後わずか1ヶ月で全身の関節が腫れて痛みだし、関節リウマチと診断されました。これまで大きな病気もしたことがなかったのに、突然そのような診断を受けたショックと強い炎症による痛みで絶望的な気分でした。
幸い、投薬治療を続けたことで日常生活に支障のない状態になり、産前と同じ職場・部署へ復職しましたが、実際のところ「仕事と健康の両立」は難しいこともありました。
ついつい、自分の体が発している声に耳を傾けることを忘れ、大丈夫だろうと過信し、仕事の方が大事だからと無理をし、炎症がぶり返してしまったり。それを繰り返すうちに、どんどん自分の心と体が辛くなり、自分の力を思うように発揮できない状態になる、という悪循環でした。
このように「仕事と健康の両立」が難しいと感じたのは、私がたまたま持病を抱えていたからだと思っていたのですが、実は私だけではなく、多くの働く女性たちが抱えているのではないかと感じています。
「健やかに生きる」ことは、キャリアの“根幹”
私は現在、「自分が何をしたら良いのか分からない」とキャリアに悩む女性を対象に、オンラインキャリア講座を通じたキャリア支援の仕事をしています。
そこで出会う女性たちは、学生時代から勉学に励み、厳しい就職活動も努力を重ねて突破し、念願の仕事に就き、結婚し子供もいても働き続けている、という昨今の「女性活躍」の最前線を行くような人たちです。
一見、何もかも満たされて幸せなはずの彼女たちなのに、心の中はモヤモヤでいっぱい。そして、仕事に家庭にと奔走するその身は、体力気力の限界…という人も少なくありません。むしろ、日々、体力気力の限界を感じているために、自分自身のことを大切に思うことができなくなりキャリアに対する漠然とした不安を感じている、というようにも見えました。
まさに、多くの働く女性たちの「仕事と健康の両立」の課題を突きつけられたのです。
「健やかに生きる」ことは、病気である、病気でない、仕事をしている、していない、などに関わらず、キャリアの“根幹”とも言えます。
心身が健やかであるからこそ、仕事や家庭などそれぞれの活動(=キャリア)の枝葉を広げることができ、その広がりがまた自分らしい人生を作っていくのです。
忙しい日々の中で”自分らしさ”を考えたり、自分の”健康”のことを気遣ったりすることはなかなか難しいことかもしれません。でも、日常生活の中でふと心に抱く、「〜が食べたい」「休みたい」「〜に行ってみたい」といった”自分の本当の気持ち”に気づく習慣を重ねていくことが、健やかで幸せなキャリアを築くための第一歩。ぜひ皆さんにもトライしていただきたいです。
私は、一人でも多くの女性たちが、いつでも自分らしくあり続けることで、健やかで幸せな人生・キャリアを歩んでほしいと願っています。一人一人や社会がもっと「健やかに生きる」ことを大切にし、多くの女性たちがパフォーマンスを発揮できるように、これからも健康づくりと幸せなキャリアをサポートする”キャリアの専門家”としての活動を続けていきたいと思っています。
赤谷まかな(キャリアコンサルタント/女性の健康推進員(NPO法人 女性の健康とメノポーズ協会認定))
↓↓↓この秋、WOMANウェルネスプロジェクトがあなたのワークライフバランスを応援するワークショップ「2017/9/30 産婦人科医 & キャリアコンサルタントと考える 働く女性の”ハッピーライフマネジメント” ~仕事 × 妊娠・出産・子育てを元気に楽しむために~」を開催します(赤谷まかなさん登壇予定)↓↓↓
*なお、今年は上述のような「働く女性たちの健康をめぐる状況」についてのアンケート調査を、WOMANウェルネスプロジェクトにて実施予定です。ぜひWOMANウェルネスプロジェクトの活動に賛同いただける方には、アンケート回答のご協力をいただければ幸いです。別途アンケートについてはご案内をさせていただきます。
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