皆さんは今、心もからだも満たされ、日々を元気に過ごせていますか?働いていく上では、心と身体が整っていることがマストです。今回は、私が日々、研修や講演などでお話をしている「ウェルネスライフ」という考え方について、お伝えしたいと思います。
時間に追われている現代社会だからこそ、「ウェルネスライフ」という考え方を
私は18年間保健師として活動後、2010年に独立し、株式会社ウェルネスライフサポート研究所を立ち上げました。「ウェルネスライフというあり方、考え方を広げたい」――ずっと私の心にあったこの想いを形にして広げていきたい、と思ったからです。
私が考えるウェルネスライフとは、「心とからだと働き方を含めた生き方を整え、自分らしく、イキイキと自分の人生を過ごせること」。そのように定義づけています。
「健康」について、世界保健機関 (WHO)は、「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」としています。
一方「ウェルネス」とは、1961年に米国の公衆衛生医であったハルバート・ダン博士によって提唱された概念で、「心身ともに健康でよりイキイキと生きていく状態」という意味が含まれ、WHOが定義する「健康」よりもさらに踏み込み、広い視野で捉えた健康観であり「QOL」(クオリティ・オブ・ライフ)を高める活動のひとつを指しています。
これまでの「健康」という概念をさらに拡大した「ウェルネス」という考え方は、これからの社会にこそ、必要なことだと感じています。
「ウェルネスライフ」のためには、まずは自分をしっかり愛すること
現在、官公庁をはじめ、全国の自治体、企業などから、研修や講演のご依頼をいただいています。「働き方改革」という社会の流れの一方で、心とからだを大切にすることへの意識をもっと高めてもらえたらと願いながら登壇し、活動しているところです。
研修や講演の中でウェルネスライフについてお話をする時は、冒頭で述べたように、心とからだと働き方を含めた生き方を整えること、そして「自分ならではの幸せ」を大切に生きるということもよく皆さんにお伝えしています。
私にとっての喜びや幸せは、何なのか
私にとって本当に大切にしたいことは、何なのか
そして、自分の心の声、からだの声に耳を傾け、ケアしていく。
食べること、運動すること、眠ること、休むことだけでなく、どう考えて日々過ごすか、どんな人間関係を築くか、どのような仕事をし、どう働いていくのか、それはすべて、自分を大切にする、自分を愛することに繋がっていきます。
自分を大切に愛することができる人こそが、目の前の人を大切にでき、幸せに働き、幸せに生きることができます。まずは自分をしっかりと愛すること。これこそがウェルネスライフの基本です。
愛して、学んで、仕事をする、という順番を大切に
これまで保健師として健康支援をしてきた中で、企業で働く人たちが働くことに傾き過ぎ、また働き方によって心とからだの健康を損ねてしまい、その結果、働けなくなっていくケースをたくさん見てきました。
女性活躍という言葉が主流になっている社会の流れの中、働く女性は確実に増えていきます。ですが、その働き方や生き方によっては、働く女性が増えていくだけでなく、心とからだの不調を抱える女性も増えてきているように感じています。
私の周りでも、メンタル不調や月経が止まる、また乳がんの発見が手遅れで旅立った女性もいました。お子さんが精神的に不安定になってしまった、というケースも多々あります。
総務省の社会生活基本調査では、健康状態が「良くない」人の割合は,週 60 時間以上働いている人が男女とも最も高いことも調査結果が出ています。
猛烈に仕事をして、そのために必要なことを学び、自分を満たすことが後回しになっていく、という「仕事をして、学んで、愛する」という順番で生きている方々が共通して失われるものは、「心とからだの健康」と「大切な人との人間関係」です。場合によっては、その結果働けなくなり、「仕事」を失う方もいます。
これでは本当にもったいないです。
自分の心とからだを大切に、自分が大切にしたいことのために学び、そしてそれを仕事に活かしていく、このような循環ができたら、きっと肩の力を抜いて仕事ができるようになります。そして、幸せになるための仕事ができるようになるはずです。
人生100年時代を幸せに生きていくために
人生100年時代と言われています。
女性の4人に1人は95歳まで生きられるという推計結果1)や、100 歳以上の人口が2050年には約70万人になるという推計結果2)、があります。平均寿命は今後も伸びると予想され、2060年には男性は84.19歳に、女性は90.93歳になると推測されています3)。
昨年発刊された書籍「LIFE SHIFT(ライフシフト)~100年時代の人生戦略」の中でも、「2007年生まれの子どもの“半数”が到達する年齢(寿命)が、日本の場合は107歳」と紹介されています。これらを踏まえると、まさに「人生100年時代」を生きていく時代になったと言えるでしょう。
そんな「人生100年時代」を走り続けて心とからだが疲弊することなく、健やかに、自分らしく、幸せな生き方ができるように、時々立ち止まり、「ウェルネスライフ」について、多くの皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
1 厚生労働省「平成27年簡易生命表」における「特定年齢までの生存者割合」より
2 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」。2015年時点の100歳以上人口は約6万人
3内閣府公表の高齢社会白書「平均寿命の将来推計」より
WOMANウェルネスプロジェクトは、実際に加倉井さおりと対話しながら学べるコースをご用意しています。例年大好評の「愛して、学んで、仕事をする女性塾®」。
「愛して、学んで、仕事をする女性塾®」の講座は全部で4コース
講座は全部で4コース。
お試しコースからプレミアムコースまで。
加倉井さおりの「愛して、学んで、仕事をする女性塾®」はすべて、少人数でじっくりと対話をしながら学んでいく講座です。
しっかり基礎を学びたい方は、体験に参加されずに、ベーシックコース、アドバンスコースそれぞれのコースから学ぶことが可能です。
オープン講座
「愛して、学んで、仕事をする」とは?なぜ「愛して、学んで、仕事をする」順番が大切なのか、仕事を第一優先にすると失ってしまう大切なものについてお伝えし、自分を愛せているか、日々の自分を見つめるワークを行います。受講者の受講後の変化などもご紹介しながら、女性塾で学べる内容についてお伝えする2時間の単発の体験コースです。
◆2019年5月18日(土) 14時~16時 (1回完結コース)
Katana六本木セミナールーム(東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 /徒歩3分)
ベーシックコース
ベーシックコースでは、自分がこれからどう生きていきたいのか、心とカラダの健康について学びながら、結婚・出産・仕事など将来のビジョンを描いていきます。人と比べず、自分にとっての幸せとは、自分を愛することとは、幸せな働き方とは何かについて、とことん向き合う3日間です。
◆2019年7月27日,8月31日,9月14日
全土曜・3回コース 13時半~16時
恵比寿カルフール (山手線/営団地下鉄日比谷線「恵比寿」駅下車 徒歩5分 )
アドバンスコース
アドバンス講座では、これまでの経験を振り返りながら、自分を見つめ、更に自分自身を大切にし、高めていくために大切なことを学んでいきます。自己肯定感を高め、愛し、愛される人間関係を築けていけたら、日々の過ごし方、働き方も変わります。毎月1回半年間の講座を通して、どんなことがあっても折れない「自分軸」を育てながら、自分らしい輝く未来をビジョン化していきます。
◆横浜クラス:ウィリング横浜(京浜急行/横浜市営地下鉄 「上大岡」駅下車 徒歩3分)
2019年10月28日, 11月25日, 12月16日,2020年 1月20日, 2月17日, 3月23日
平日月曜日・6回1コース 13時半~16時
◆東京クラス:恵比寿カルフール(山手線/営団地下鉄日比谷線「恵比寿」駅下車 徒歩5分 )
2019年10月12日, 11月23日, 12月14日,2020年1月11日, 2月15日, 3月21日
全土曜・6回1コース 13時半~16時
*体験プレコース、ベーシックコースを受講しなくてもアドバンスコースは受講いただけます。
プレミアムコース
江ノ島の海、富士山をながめ、自分を慈しむプレミアムな時間を過ごしながら「愛して、学んで、仕事をする」エネルギーを高めて、さらに幸せの拡大・循環を目指していきます。
◆2019年10月6日,11月3日,12月15日,2020年1月5日,2月2日,3月1日
全日曜 6回1コース 11時~14時
江の島アイランドスパ(片瀬江の島駅から徒歩15分)
講座を通じて
「自分ならではの幸せ」を見つめ、健やかで、自分らしい幸せな人生をデザインして生きていきませんか?
詳細は、「愛して、学んで、仕事をする女性塾®」ページをご覧ください。
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