HAPPY WOMANインタビュー第8回
5歳と3歳の男の子を育てながら働く原ノ後さん。
その時、その時をひとつずつ、一生懸命に、丁寧に向き合ってキャリアを積んでこられている自然体な在り方がとても素敵です。
所属部署で初の産休・育休取得者に
Q1.これまでのライフ&キャリアストーリーを教えてください
アルバイト先のホテルで声をかけられて、パティシエ見習いとして社会人スタート。職人の世界で先輩から厳しくも熱い指導を受けました。スウィーツのポップ作製をきっかけに、デザインに興味をもち、学校に通うため退職。その際、派遣社員としてコールセンター業務に携わり、パソコンの知識をいちから学びました。
現在の旦那さんが、東京に転勤中だったこともあり、デザインの仕事をするために上京。就職活動をするも、書類選考で落とされてまったく職につけず。たまたま立ち寄ったハローワークで見つけた、公立学校のホームページ支援という仕事に応募しアルバイトとして職につく。その後、契約社員〜正社員として雇用してもらう。2012年、2015年にそれぞれ男の子を出産。所属する部ではじめての産休・育休取得者となりました。
現在は9時〜15時50分までの時短勤務で、学校のICT機器の導入サポート、支援をおこなっています。夫婦ともに福岡出身のため、頼る人がいない中、朝はパパが見送り、帰りは私がお迎えにいき家族4人、友だちの力も借りながら楽しく暮らしています。
できないときは、割り切る
Q2.仕事と育児の両立についての工夫や考え方を教えてください
完璧にこなそうとは思わない。
気持ちよく過ごすためにどうすればいいかを考えて最低限だけやる。できないときは、割り切る。
子どもに頼る。パパは洗濯物大臣、私は料理・洗い物大臣として、完全分業制です。
まずは自分を変える。きっと大丈夫!と笑顔で向かう
Q3.WOMANウェルネスプロジェクトの講座を受講して、どのようなことに気づき、また変化しましたか?
周りを変えようとするのではなく、まずは自分から、自分のいる場所でできることを考えること。その気持ちのもちかたで、なにごとも少しずつかわっていくこと。
仕事をする上で、環境のせいにしたり、他人のせいにしたくなる度に、(愚痴をいってしまうことも多々ありますが)加倉井先生のことばを思い出します。一晩寝て翌日出社する時にはなんとかなる。きっと大丈夫!と根拠がない自信をもって笑顔で向かうようにしています。笑 その日にまたこてんぱんになったとしても、翌日また切り替えていけるようになりました。
子どもとすごせる時間を思いっきり楽しむ
Q4.ウェルネスライフの上で心がけていることはなんですか?
子どもと過ごせる時間を楽しむことです。
数年前、「子どもと過ごせる時間は短い、今を大切に」と幸せなワーキングマザーコミュニティのランチ会で先輩ママに言われました。上の子が5歳になり、成長の早さを感じ、言葉の意味が心に沁みています。どこか遠くに遊びにいくのもいいですが、保育園の帰り道の会話やちかくの公園でどんぐりを拾うことなども楽しんでいます。
今はこの小さな時期の子育ての時間を大切にしたいと思いながら、子どもと一緒にお菓子を作ったりもして、先日は笹団子を作り、一緒にご近所のお友達に届けてきました。ほんの少しのおすそ分けでしたが、皆さんも喜んで下さって、息子も嬉しかったようです。
また寝る前の絵本を読む幸せな時間を思いっきり楽しもうと思っています。大好きな「こぶたくん」の絵本の中で雨の日にクッキーが焼けるまでの間、おかあさがこぶたくんに「なにをしていたい?」と聞くシーンがあります。その時にこぶたくんは「なんにもしないでいようよ」といいます。ただただ、まっていようよと、そんな温かさを感じて子どもといる時間がなによりの癒しです。
とはいえ、いらっとすることも仕事から帰って疲れてなにもしたくないこともたくさんあります。その時は、おかあさんもつかれたー!もうなにもしたくない!といって、思いっきり手ぬきします。笑
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いつも助けてもらっている人たちの力になりたい
Q5.これからのビジョンについてお聞かせください。
いきあたりばったりの人生ですが、その時々で道が開け、良き人たちに出会えてここまでやってこれたなと感じています。いつも周りに助けてもらっているので、こんどは私が力になれるように自分自身が地に足の着いた人になれるよう日々精進だと思っています。うちの子どもたちも愛ある周りのお友達家族に見守られながら育ててもらっているので、周りの子どもたちのいいところを本音で言ってあげられる、そんな関わり方をしていきたいと思っています。
仕事は現在1時間半かけて通勤しているので、今後も続けられるのかという不安もありますが、まずは目の前にあることを、やれるところまでやる。いまの職場で同じようにワーキングマザーの方が働きやすい環境になるように、わたしにできることをやっていきたいと思っています。
自然の中で過ごすのが大好きだという原ノ後ろさん。その時間でリフレッシュしてまた仕事にも集中できるようです。小さな子育てのこの時期が、とても愛おしく思いながら大切に過ごしていらっしゃる姿が印象的でした。
ご紹介いただいた絵本は、お母様が贈って下さったものだとか。「こぶた君」の「なんにもしないで、まっていようよ」の一言が私の心にも響きました。
次から次へと、先に先にと考え行動しているワーキングマザーは特に、「何もしないで待つ」という時間をあえて作ってみることで、心に「余白」をつくり、それが原ノ後さんのような穏やかな笑顔を作るのではないかなと思っています。
「何もしないで待つ時間」…私たちも意識して作ってみませんか?
インタビュー:加倉井さおり
原ノ後さんが参加している「幸せなワーキングマザー☆コミュニティ」は、ビジョンを描きながら、自分らしく幸せに、仕事も子育ても楽しんでいくことを応援し合うコミュニティです。2014年6月より定期的に活動を行っています。
詳細は下記からご確認いただけます。
主な活動
①ランチ会や子連れイベントなどの「交流の場」
②トークイベントやワークショップなどの「学びの場」
③MLやFBグループでの「情報交換の場」
参加資格
◆幸せなワーキングマザーでありたい女性はどなたでもご参加いただけます。
◆MLやFBグループについては、一度でもワークショップやランチ会などにご参加いただいた方はお入りいただけます。
◆現在、入会金や年会費などはありません。無料です。
ただし、ワークショップやランチ会については参加料をいただいてます。
これまでの活動報告はこちらからご覧ください
今後も、様々な企画をしていく予定です。
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