今回のお悩みは、夫が仕事が忙しく、あまり家事や育児をやってもらえないというお悩みです。
お悩み:夫が仕事が忙しく、家事や育児をあまりやってもらえません・・
これもよく聞く声ですね~。
「旦那はでっかい長男みたいで、一番言うこと聞かなくて手がかかる」
そんな声もたくさんあります。
かと思えば「うちの旦那は協力がバツグンすぎて、時短じゃなくてもいいくらいで…」
という人もいたりして…
本当に世の中いろんなカップルがいて、それぞれのパートナーシップがあるんですよね。
「家事分担表を作って、必ずお互いにその役割をする」ということを見える化して、書き出しルールにしているという人もいます。
「家事・育児の基本は私。できないところを手伝ってもらう」という関係のご夫婦もいます。
どのやり方がいいかは、その人の価値観や状況によっても違うはず。
我が家はルール化せず、その都度話して、お願いしたり、できるほうができる時にやる感じで進んできてます。
やってほしいこと、助けて欲しいことはきちんと伝える
ひとつハッキリと言えるのは「旦那さんに察してほしい」というのは無理です!(笑)
もし、やってほしいこと、助けてほしいことがあれば是非伝えましょう。
どんなにお皿をガチャガチャ洗ったり、目を合わせず不機嫌さを露呈しても、
「何をそんなに怒ってるんだろう?」って男性は分からないと思った方がいいです。
なので、「今、こんな状況で困ってるの。仕事が忙しいとは思うけど、これだけはやってもらえたら私は助かる。やってもらえる?」と率直に伝えましょう。
「いつもパパありがとうね。来週木曜日なんだけど、どうしても出張先から帰ると、お迎え7時すぎで間に合わないの。仕事が忙しいのに悪いんだけど、お迎えいってもらえるかな?」
「けんちゃんも久しぶりのパパのお迎えで、きっと喜ぶわ!」など、言い方も大事です。
「あなただって、父親なんだから、少しくらいは協力してよ!」
「私ばっかり、こんなに大変で、他のパパはお迎えだってちゃんとやって協力してるよ!」
これは、言われる方も気分はよくないはずです。
パパも仕事で疲れている、悩んでいるかもしれない。
でも「私ばっかり」というママにはそんな胸の内は語ることはできない。
いつも子どもにばかり目も手もかけているからパパも本当は寂しいかもしれない…
そんな声も実はあるママからありました。
とても思いやり溢れる素敵な気づきを与えてくれたなぁって感じました。
相手の想いを大切にしながら自分の気持ちも伝えるポイント
パパの想いにも寄り添いながら、お願いしたことも感情的にならずに伝える。
このポイントが
・マジックフレーズを先手必勝で使う(感謝、労い、断り、お詫び、など)
・事実を素直に伝える
・Iメッセージを伝える
・依頼形で話す
・代替え案も提案する
「いつもパパありがとう」(感謝の言葉)
「来週木曜日なんだけど、どうしても出張先から帰るとお迎え7時すぎで間に合わないの。」(事実を素直に)
「私はパパにこの日お願いしたいんだけど、いってもらえる?」(Iメッセージ・依頼形)
「もし、パパが難しければ、お義母さんにお願いしてもいいかな?」(代替え案)
そしてやってくれた時は、惜しみない感謝の言葉を。
日々のコミュニーケーションで絆を深める
「父親なんだから、当たりまえじゃない!」ではなく
「パパのおかげでとっても助かった。仕事もうまくいったよ。ありがとう」と伝えましょう。
「母親なんだから当たりまえだろ」と逆に言われたら、カチン!ときますよね。
本当に、日々の言葉って大事。
絆を深めるパートナーシップはコミュニケーション力が必須です。
<加倉井 さおり>
株式会社 ウェルネスライフサポート研究所 代表取締役
WOMANウェルネスプロジェクト代表(保健師・心理相談員・ICP認定コーチ)
●―北海道生まれ、心理相談員・保健師とし18年財団に所属。働く女性や母親を対象としてカウンセリングやセミナーの企画運営も数多く手がけ、講演実績は3000回以上にのぼる。
働く女性たちへのコーチングセッションや夢を描き叶えるワークなども多数行っている。
●―これまで結婚、出産、育児を通して、妻であり、母であり、女性である自分を大切にしながら、仕事を継続。
実母が難病になり、育児、介護、仕事の両立に悩む。様々な苦悩を乗り越え、2010年に独立し㈱ウェルネスライフサポート研究所を設立。
女性の健康やキャリア、生き方などをテーマにした講演や研修は、ほぼ100%クチコミ・紹介・リピートで依頼されている。
女性の健やかに、自分らしく、幸せに生きるための方法論として「愛して、学んで、仕事をする」生き方・在り方を提唱し続けている。
プライベートでは3人の男子の母。
加倉井さおりの本
マンガで楽しく読める <仕事も育児も! >ハッピーママ入門/かんき出版
保健師 加倉井さおりのお悩み相談室
行政や企業のメンタルヘルス・セルフケア・ダイバーシティ研修の講師歴3000回を超える保健師 加倉井さおりが、女性の様々なご相談にお答えしています。
お悩み:子どもを感情的に怒って自己嫌悪
お悩み:二人目のタイミングは…
お悩み:子供の体調不良で仕事を休むことに罪悪感
お悩み:家事が積み残し、家事が滞る、ジレンマ・・・
お悩み:在宅ワークのジレンマ-ストレスをためない工夫とコツとは?
お悩み:子供の行事、PTAが会社の業務でなかなか行けません
お悩み相談室、バックナンバーはこちらからご覧ください。
関連記事として、加倉井さおりの幸せ人生応援コラムもあります。
メルマガ登録のお知らせ
WOMANウェルネスプロジェクトの新しい講座・イベント情報をお送りします。
こちらからご登録ください。