10月20日(日)、恵比寿にて、今回プレスリリースをした「働く母1000人実態調査~健康×子育て×働き方」、ご協力いただいたコミュニティメンバーや関心を持ってくださる方へご報告とランチ会を開催いたしました。
今回の調査のきっかけは、昨年6月に東洋経済様から特集「共働きサバイバル」の執筆依頼があり、「データはないんですか?」の編集者の一言がずっと心に残っていたことがありました。
働く母の声をデータにすることで、妊娠、出産、子育てしながら働く女性が「健やかに、幸せに」子育てもキャリアも実現できる社会にしていきたい!という想いで実施しました。
調査結果から見えてきたことは
心身の不調を感じている人は妊娠中~復帰後現在も多く
罪悪感や不安感などマイナス感情を抱え、悩みながら働いている母が多い実態
社会へ職場へ夫(パートナー)への理解と協力を求めている現状がデータや自由記述から明らかになりました。
◆妊娠、復帰後、現在と仕事をする上で心身の不調を感じている母は8割以上
◆体の不調を感じた時は受診をするが、心の不調は受診をせず
◆職場復帰後(授乳継続者のうち)乳房トラブルは半数以上
◆「罪悪感」「不安感」を抱えながら働く母は6割以上、仕事をしながら子育てをする現状に「つらさ」を感じる母は7割以上
◆「仕事を辞めたい、または働き方を変えたい」と思ったことがある母は7割以上
◆パートナーの働き方への満足度が低いほど、働く母は「罪悪感」「劣等感」「不安」「つらさ」を感じる割合が高い傾向
働く母は「そうだよね」と納得や共感の調査結果だったかと思いますが、これを男性や企業側、社会へ、つまりすべての人に理解と行動を促すデータとして活かされるようにと願っています。
報告会に参加された皆さんは、コミュニティを運営される立場の方や保健師など健康支援をされる方など多方面でご活躍の方々。
是非この調査結果を発信し活用いただいて、「共に働き、共に育むことが当たり前の社会」になるよう繋いでいただきたいと思います。
活用いただくことで、初めて調査結果は意味があるものになるので…。
報告会では、皆さんにこれからのアクションをシェアいただきました。
・まずは自分の職場の中でシェアしていきます
・女性の健康支援をする時にこのデータを活用したい
・自分のコミュニティでもシェアし勉強会をしたい
・この報告書をFacebookなどでシェアします
・会社の人事にこの調査結果を伝えます
などなど…
行動することで、社会が変わっていくので、この調査結果を知っているだけでなく、アクションを起こすことを期待したいと思ってます。
ランチをしながら大いに盛り上がり、皆さんの体験やご意見を伺いながら、社会を変えていく力になっていく期待と今後の活動の決意も強くなる日。開催して良かったと思えました。
可愛い7か月の娘さんを連れてご参加のメンバーも。抱っこしながら、この子が働く母になる日には、もっと誰もが健やかに「共に働き、共に育むことが当たり前の社会」になることを願い、また前進していきます!
ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。
「働く母1000人実態調査」はこちらをご覧ください。(調査報告書もダウンロードできます)
⇓ ⇓