心理学・睡眠について学び、女性をサポートする仕事へ
Q1. これまでのライフ&キャリアストーリーを教えてください
大学で心理学を学んだあと、創立2年目のベンチャー企業、リフレクソロジーの会社、人材開発会社と転職をし、2013年に妊活中の女性を支援するために心理カウンセラーとしての活動を始めました。
実は、2009年から心理カウンセラーの活動は細々とやっていたので、かれこれ13年になります。
もともとは、「親子関係専門のカウンセラーになりたい」と思っていたところ、自身の子宮外妊娠をきっかけに「子供を授かりたい女性のサポート」に意識が変わりました。この頃、自分の体と徹底的に向き合う経験の中で、睡眠の大切さにも気づき、睡眠指導者の資格も取得しました。
現在は、そのころのクライエント様が妊娠・出産をされ、悩みが変わってきたこと、女性支援という点からお仕事をいただくことが増え、30~40代女性のメンタルサポートという風に支援の対象も広がっていきました。
キャリアを振り返ると、初めに就職をした業界がまだまだ男社会だったこともあり、「女性が働き続けるためにはどうしたらいいんだろう?」と悩み、模索してきたことをスタートに、一貫して「女性のライフイベントと働くことの両立支援」が私の仕事の裏テーマにはあります。
お休みの日は先に確保し、夫婦で協力。時にはママ友の助けも借りる
Q2.仕事と育児の両立についての工夫や考え方を教えてください
毎年、11月に入ると来年1年の予定を立てますが、その時に「お休みの日」をきちんと確保するようにしています。
また、4月に子供たちが幼稚園や小学校の年間行事予定表を持って帰ってくるので、その年度の代休などを私自身も仕事のお休みの日にするようにしています。そのようにして、土日に仕事が入るときのお休みと子供との時間を確保するようにしています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、夫が在宅勤務に切り替わったことで、より夫婦での協力体制が作れるようになりました。それまでは、平日はほぼワンオペでしたが、今は2人で家事・育児を分担できています。
あと、私にとってなくてはならない存在が、ママ友たちの存在です。どうしても夫婦共に子供のお迎えが間に合わないときや長期休みなど、助けてもらうことがあり、感謝しています。
講座を通して様々なヒント、気づきを得て実践
Q3.WOMANウェルネスプロジェクトの講座を受講して、どのようなことに気づき、また変化しましたか?
これまで、「ウェルネス・タッチケア®体験講座」や「幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座」に参加させていただきました。また、「子育て&自分育て!HAPPYオープンカレッジ」では、睡眠講座を担当させていただくとともに、さまざまな専門家の方から講座を通じて新たな知識を学ばせていただいています。
♦「HAPPYオープンカレッジ~学ぶ x 繋がる x 育む~」 『子育て世代の睡眠学』の講座を担当
その都度、いろいろな気づきがたくさんあるのですが、共通していることは「より良い生活、より充実した人生が明確になる」ということです。日ごろ、ただなんとなく頭の中で描いている「もっとこうなったらいいのに」ということに対して、「そうそう、それってこういう姿!そのためにはこういうことを具体的にやっていけばいいのね」ということがわかるんです。
仕事と育児の両立のところでもお話した、「お休みの日の確保」はまさに講座からヒントを得て実践を始めました。
第1子出産後は、育児と仕事の両立ができずに睡眠を削ることも多かったです。自営業なので、「いただいた仕事はありがたくお受けする」という精神でしたが、身が持たないとも感じていました。
そんな時に、息子と触れ合うウェルネスタッチケア®体験講座を受けて、「子供の成長する姿をきちんとこの目で見ていきたい」という自分の思いに気づいたのです。仕事のために子供に我慢してもらうのではなく、子供と過ごすために仕事の内容を見直し、請負い方、そしてやり方を変える、そういうことを実践しながら、今は自分が納得できる働き方ができていると感じます。
インターネット上の情報に頼りすぎず、専門家にも相談する
Q4.ウェルネスライフの上で心がけていることはなんですか?
私自身、心の専門家として、自分のメンタルヘルスには気を付けるようにしています。
ただ、体のことについては知識が全然足りず、自分だけではなく家族の体調不良で戸惑うことも多々・・・。その時に気を付けていることは、「インターネットで検索魔にならない」「専門家に相談する」ということです。
1つ目の、「インターネットで検索魔にならない」は、自身の妊活や妊活サポートの中での経験からです。検索ワード1つ違えば全然違う結果が表示されることもしばしば。結果として、問題は解決していないのに、情報に振り回されることも多いです。なので、検索魔にならないように心がけていて、このことは、新型コロナウイルスの初期、情報が一気に氾濫したときに役立ったと感じています。
もう1つの「専門家に相談する」は、1つ目ともつながる理由ですが、やはり不調の理由をきちんと教えてもらったり、正しい知識を得るためには、専門家から教えてもらうのが一番だとこれまでの数々の経験から実感しているからです。なんでもそうですが、やはり「餅は餅屋」です。そのために、日ごろから相談できる専門家とつながることや、自宅近くにかかりつけを持つことは意識するようにしています。
女性のライフイベントと仕事の両立支援に関わっていきたい
Q5.これからのビジョンについてお聞かせください
今後も、「女性のライフイベントと働くことの両立支援」に携わっていきたいと考えています。
インタビューを受けて、改めて自分を振り返りましたが、私にとって「女性が働き続ける」ことをサポートしたい、という気持ちがものすごくあるのだなぁ、と実感しました。それは、働く母の背中を見続けてきた環境にも影響を受けていると思いますし、私自身が1人の働く女性であるということもあると思います。
とはいえ、まだまだ女性が働きやすい環境が整っているといえる企業は少ないですし、制度があっても風土が制度利用を阻んでいるケースも聞きます。私個人が働きかけられる範囲は狭いですが、少なくとも、私と関わるクライエントの皆様がやりがいを持って仕事をし、また、プライベートも充実させることができるように、できるお手伝いをしていきたいと考えています。
◆今井さいこさんのサイト「LIB Laboratory」
HAPPY WOMANインタビューバックナンバーはこちら
今井さいこさんが受講された「ウェルネス・タッチケア®体験講座」「幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座」
ウェルネス・タッチケア®体験講座
「ウェルネス・タッチケア®」は「やさしくふれる」スキンシップの具体的な手法を通じて、「誰もが皆愛されるべき存在」であり、自分を愛し、自己肯定感を高め、ウェルネスライフに繋がるためのメソッドです。
詳細はこちらから。
幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座
この講座では、同じワーキングマザー同士での想いや悩みを共有しながら新しい時代を幸せに生きるためのヒントをお伝えして、希望を持ってこれから仕事と子育てを楽しんでいただける内容で毎回好評です。
詳細はこちらから。↓ ↓ ↓
メルマガ登録のお知らせ
WOMANウェルネスプロジェクトの新しい講座・イベント情報をお送りします。
こちらからご登録ください。