看護師、保健師を経て新たな挑戦、二つの役割を担って
Q1. これまでのライフ&キャリアストーリーを教えてください
私は大学までずっと佐賀県で過ごしました。広い空やのどかな田んぼに囲まれて、母や祖父母だけでなく地域の皆さんに支えられて生きてきたと思います。
もともと病弱で病院にお世話になることが多かったことから、医療の世界へのあこがれを持っていました。看護師はハードなお仕事という認識があったため、心配もありつつ、保健室の先生や保健師の資格が取れる看護の大学を選び進学しました。
大学時代、中・高生や大学生にピアカウンセリング手法を使った性教育を行うサークルが新入学生に公演をしているのを見て、衝撃を受け、このサークルに入部しました。
サークル活動の中で交流を深めることができた佐賀県庁の保健師さんたちに色々なことを教えていただき、保健師の仕事に魅力を感じるようになりました。
そして、私も保健師として佐賀県に貢献したいと思って、大学四年生の時に佐賀県庁の公務員試験を受験しましたが、不合格。
予定が狂ってしまってどうしようと思っていた時、恩師の「あなたには帰る場所がある。いつでも帰ってこられるから広い世界を見てきた方がいい。
看護師として都会に出ることで佐賀では得られない学びがあるはず!いつでも帰ってきていいのだから」という言葉に背中を押され、東京のど真ん中の大学病院に就職しました。
最初は慣れない東京、知らない人ばかりの環境、新しい仕事をする生活に、ホームシックになり、3連休があるたびに佐賀に帰っていました。しかし、先輩や同期、先生方に支えられ、看護師としての仕事も大変ながらも楽しく思えるようになり、時間とともに東京での生活に慣れることができました。
看護師3年目の頃に、立て続けに会社の健診で早期発見されたがん患者さんが入院されました。
その時、患者さんから産業保健師の活躍のお話を伺い、もう少し詳しく知りたいと調べるにつれ、私も行政ではなく産業保健師になって予防活動をしたいと思うようになり病院を辞める決断をしました。
すぐに企業に就職できたわけではなく、経験がないため介護休暇代替派遣や産休代替派遣等で色々な企業の経験をさせていただきました。看護師3年目の頃にちょうど結婚もしたので、生活に困ることなく自分のやりたい仕事に就くまで、夫が自由にさせてくれたことは今でも感謝しております。
そして、病院を退職してから2年が過ぎ、今後のキャリアについて悩んでいた時期に、加倉井先生との出会いがありました。派遣先企業の保健師の先輩の紹介で、江ノ島で加倉井先生のビジョンワークショップを受けました。江ノ島と聞き、海もありあったかそうなイメージでしたが、1月?2月?でしたので海を背景に大雪が舞い散る日に加倉井先生とお会いできたのは今でもすごく印象に残っています。
このビジョンワークショップで、私は3年後の自分の素敵な姿をイメージすることができました。就職して仲間と楽しく仕事をしている、家族とも楽しい時間を過ごしているなどの夢を描きました。当時は、悲壮感があふれていたのでそんなうまくはいかないだろうな。。。と思いながらも加倉井先生の「絶対叶うから!」の言葉に騙されたようにどんどんビジョンを作成していったことを覚えています。
そして、その年の4月、工場の保健師として就職することができ自分でも驚きましたが、本当に加倉井先生の仰る通りになりました。
大きな機械を扱う工場で、特殊健診のことや労災のことを含め、産業保健活動をたくさん学ばせて頂きました。職人気質の従業員も多い工場でしたが、同僚の保健師さんと協力しながら、従業員の皆さんのためにどうするか、お互い言いたいことを言い合いながら10年以上仕事ができ、本当に楽しく貴重な経験をさせていただきました。この工場で2回の産休育休を取得させて頂き、現在8歳の娘と4歳の息子が元気にすくすく大きくなっております。しかし、今年の4月に退職しました。夫が「児童虐待防止のために活動がしたい!」と数年前に起業し、保育園を作ったのですが、色々とお手伝いをすることになり、会社の制度上も両立することが難しかったためです。
現在は新しい会社で産業保健師活動を続けながら、夫の保育園の保育士さんの採用担当及び相談窓口、健康管理担当者として産業保健師では行うことが無い業務も含め一緒に頑張っているところです。
会社の制度や学童を活用
Q2.仕事と育児の両立についての工夫や考え方を教えてください
仕事育児の両立について、1番は協力してくれた同僚に感謝しかないです。子どもが熱を出したとき、入園、卒園、授業参観等でお休みをいただきたいとき、快く送り出してくれました。また、会社の制度も年々整ってきて、必要時在宅勤務を許可して頂いたり、早退遅刻などもフレックス制度の活用もさせて頂いたりしました。前職では内緒にしていましたが、レンタルサイクルはとても便利で子どもの保育園まで公共の交通機関を待っていると間に合わないときでも、レンタルサイクルでギリギリセーフだったりしたことがあります(安全には気を付けてご利用ください)。
私は以前の会社も今の会社も自宅から近い方なので何とかやれていると思います。遠方から通勤されているワーキングマザーの方々は本当にすごいと思いますが、そんな私でも家電の力も借りて、お風呂、炊飯器、電気圧力鍋を朝セットして夕方二人を連れて帰宅するころに全てが出来上がっているようにしていました。作り置きのおかずはできる範囲で、疲れた時はお惣菜を買って帰ることもありますが、ママが作ったものがある方が子どもが喜んでくれるタイプだったので、できるだけ計画を立てて作っていました。
最近では小学生2年生の娘がカレンダーにメイン料理の献立を付箋で貼ってくれます(笑)。これはこれでプレッシャーもありますが、「今日の夜何にしようか」と朝聞いて、「朝ごはん食べたばかりで考えられない」と答えが返ってきてイラっとするようなことが無くなりました。また、当日「これは作れない」と思ったときはこっそり付箋のメニューを交換していてもだいたい気付かないのでうまくやっています。
娘が1年生に上がった時から、学童には本当にお世話になりっぱなしです。息子の保育園のお迎えもあるので延長で19:00まで預かってくれる学童は大変助かりました。パパが息子、私が娘というお迎えスタイルを基本形としていました。パパが遅い時は、私が息子の迎えに行き、それから小学校の学童へと回るので娘のお迎えが遅くなります。一人で待っていることが多い娘はちょっと寂しかったみたいです。でも、学童のスタッフさんを独り占めして遊べる時間が多くなって、それはそれで楽しかったようです。学童のスタッフさんのねぎらいの言葉「おかえりなさい、今日もお仕事お疲れ様」は毎回心にしみました。今年から私の終業時間が早くなったので、娘は大喜びで早く帰ってお友達と遊んだりすることを楽しめるようになりました。
半信半疑から実感へ ― ビジョンが叶った経験
Q3.講座を受講して、どのようなことに気づき、また変化しましたか?
最初の講座はビジョンワークショップですが、この時は半信半疑といった感じでした。思い描いたことが本当に叶うなんて思っていなかったのに(すみません)すべて叶いました。
保健師としての講座も「健康教育スキルアップ研究会」「ウェルネス・ファシリテーター養成講座」等受講させて頂きましたが、娘を生んだ時には恵比寿でのウェルネス・タッチケア®をリアルで体験でき、息子を生んだ時はコロナ禍でしたがオンラインで同じウェルネス・タッチケア®の講座を受講でき、子どもとの愛着形成や触れ合いの大切さを実感できました。
その後に受けた2回目のビジョンワークショップでも現在進行形で次々と思い描いたことが達成している最中です。自分を信じる力や自分を大切にする心を学んだからこそできるのかなと今は思っています。 もちろん、くよくよすることも悩むこともありはしますが、一つ一つの仕事に向き合い積み重ねてきたことが自身に繋がっていたり、自分を勇気づける何かに変わってきた気がします。ネガティブに考えがちだった自分が「なんとかなるさ」という気持ちになれるようになったことも先生の講座を受講したおかげだと思っています。
「食べること」を大切に

Q4.ウェルネスライフの上で心がけていることはなんですか?
私の中で「食べること」はかなり重要な部分を占めています。幼少期に食が細かったため、祖母が工夫して食事のバリエーションを考えておいしい食事を作ってくれた経験から、自分の子ども達にもできるだけ作ったものを食べてもらいたいなという気持ちがあります。いろんなものが食べられるようになってくれるといいなと思いますし、料理も好きなので作れるものは作りたいと思います。
でも外食も気楽に楽しめるので好きで、子ども達が食べたいものを食べに行けると料理する時間をおしゃべりしたりする時間に充てられるのでいいなと思っています。
「食べること」の次には「眠ること」も重要に感じています。特に子ども達にはできるだけ睡眠時間を取ってもらえるように、お風呂⇒ご飯⇒ちょっとゆっくりしたら寝るみたいな習慣をつけています。
だいたい夜8時半には寝る習慣がつき、朝もまあまあ起きてくれるのでいいリズムを崩さないで行けるといいなと思っています。自分の睡眠が削られがちなのは課題と思っています。

心と体を整え、家族と健やかに過ごすために
Q5.これからのビジョンについてお聞かせください。
いろいろなことをして忙しいと思うことについて、疲れる時もありますがその忙しさを楽しめる時もあります。子どもとの時間も取りたいし、自分の仕事の時間も大切だし、夫の保育園事業の協力もやりたいし、最低限の家事はやらないと生活が回らなくなったら困るしとタスクが多くなっていて、上手にバランスよくやれれば問題ないのでしょうが、時と場合によっては全てのタスクが重なり、イライラしてしまう自分をどうにかできるようになりたいなと思っています。
子育ての時間も期間限定なので、きっと今という瞬間を逃してはいけないことも多いと思います。しかし、自分の心と体がホッとできる時間もあると、もっと子どもや他人に優しくできるかなと思っています。子どもたちとの楽しい時間も取りつつ、仕事でどんなことをしたいのか、夫の仕事のどの部分を担っていくのか、優先順位を考えるって本当に大事なことなのだなと思います。ビジョンとまではいかないかもしれませんが、どのくらいの割合で全てのタスクをこなしていくか、良い塩梅を見つけていけたらなと思っています。そのためにも病気もケガもせず安全に健康に家族ともども過ごせていけたらいいなと思っています。
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島崎里美さんが受講された講座
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健康教育スキルアップ研究会では、お互いが抱えている課題を出し合い、考え、情報交換し、スキルを磨き合う場だけでなく、保健師等の専門職がよりイキイキと現場で活動できることを目指します。
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ウェルネス・ファシリテーター®養成講座(健康教育スキルアップゼミ基礎コース&実践コース)は、<リアルでもオンライン開催でも「笑顔になる!元気になる!幸せになる!」健康教育の企画から実践までできる人材を育てる講座>です。
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