今回は、子どもがいつ体調を崩すか毎日不安、ハラハラしながら仕事をしています・・・というお悩みです。
お悩み:子どもがいつ体調を崩すか毎日不安、ハラハラします・・
このコロナ禍では、出来る限り気を付けていても、自分や家族もいつどうなるか分かりません。
近隣の学校で臨時休校になったらしい・・特に今は新型コロナの感染拡大のニュースなど、そんな情報を知ると、ワーキングマザーとしてはハラハラしますよね…。
本当に子育ては、生身の人間を育てているわけですから、何が起こるか分かりません。
いつ体調を崩すのか、いつ病気になるのか、いつ交通事故に合うか、
いつケガをするか、本当にわからないことだらけ、不安なことだらけです。
不安への向き合い方
私も男の子3人、それぞれにその「不安」に付きまといながら生きていると言っても過言ではありません。
子ども達が小さかった頃なんて、保育園から発熱での呼び出し、学校の保健室からけがをしたと呼び出し、
自転車で転ぶ、サッカーやラグビーでけがをする…心配したらキリがない、
不安になろうと思えば果てしなく不安。
「じゃあ、加倉井さんはその不安、どうしてるんですか?」と聞かれれば、
一言「考えないようにする」「うちの子は、絶対大丈夫!」と信じるようにしています。
日々の体調は、毎日の食事や睡眠などがベースになりますから、風邪をひきにくい、免疫力を高めるようには心がけています、親子共々。今の状況では最大限の感染予防を心がけるということも併せてやっています。
今は、家庭内での感染予防も頭を悩ませる方も多いかもしれません。
手洗い、うがい、洗面・トイレ・お風呂やドアノブなど触れる場所はアルコールで消毒をこまめにする、食事の時間は場所をずらす、できるだけ接触の時間を減らす、自宅でもマスクをする…などなど皆さん、できることはすべて精一杯されているかと思います。それだけでもクタクタになるかもしれませんね。
でも、イライラ、ピリピリで笑顔が消えるのはお子さんにとってもよくないですよね。そしてずっと不安を抱えていても何もいいことなくて、逆に「不安が現実を作る」ようなことが起きるようにも思います。
だから、考えない。大丈夫と信じる。
そして、何事もなく過ごせた毎日に感謝すること。
「あぁ、今日も無事だった!良かった!やっぱりうちの子ども達は大丈夫!」そう言い聞かせる。
時々、子どもにも言っていましたよ。
「あぁ、今日も元気に学校から帰って来て、ママはホッとした。」
「やっぱり、けんちゃんは丈夫だし、いつも元気モリモリだね!」って。
言葉や思考が現実をつくるので、毎日の積み重ねは大事だし、子どもにもそれは伝染しますから。
まずは、自分の子どもだから絶対大丈夫!って根拠なくても言い聞かせてみることから初めてみてください。
そして、万が一病気になった時に大事なことは、自分を責めない、誰も責めないということではないかと思います。
仕事を休めない時の対応は夫婦で話し合っておく
そしてもう一つは現実問題、いざというときにどうするかを夫婦で話し合う!リスク管理ですね。
絶対に穴を開けられない仕事の日、代わりがきかない日もあるわけです。
万が一のその時は、誰にお願いできるかを準備しておくことも不安なく仕事をする上で大事です。
まずは夫、祖父母で対応できるか。
または近所のママ友などにお願いできるか。
夫にも両親にも頼れない人も多いかもしれません。
おススメは、地域のファミリーサポートセンターへの登録、NPOの病児保育や、民間のベビーシッターサービスへの入会や登録を複数しておくこと。
夫婦だけでなくあらゆるサービスをフルに活用して乗り越えていく気持ちで。
ちゃんと元気な時に利用して、面談やお試しもしておくとよいですよ。
一番いいのは、両親が休んで子どものそばにいてあげることができるのが何よりですが、
そうできない万が一のために「保険」のつもりで自治体や民間サービスの手を借りることも必要です。
時には「遠慮なく、人の手を借りる事」も大事
いずれにしても「遠慮なく、人の手を借りる」、これは大事です。
私はかつて、次男が入院した時に、どうしても仕事に穴を開けられず(講師業の宿命です)、夫も繁忙期で忙しく休めず、
栃木に住んでいた友人が1週間泊りで我が家に来て、当時保育園だった長男のお迎えと夕飯を担当してくれたことがあります。
完全看護でしたので、私は仕事が終わって病院へ。
面会最終時間の7時までいて、長男は親友が保育園にお迎えして夕飯を準備。
もう泣けるほど有難かったです。
民間のシッターサービスや病児保育室を利用される方もいますが、「いざという時のために」必要なことだと思います。
今でも仕事をしながら子どもの病気やケガで「綱渡り」と感じることもありますが、たくさんのサービス、人の手を借りながら仕事も子育てもしていきたいと思ってます。
ワーキングマザーの皆さん、遠慮なく人の手を借りながら、仕事と子育てを楽しんでいきましょうね。
<加倉井 さおり>
株式会社 ウェルネスライフサポート研究所 代表取締役
WOMANウェルネスプロジェクト代表(保健師・心理相談員・ICP認定コーチ)
●―北海道生まれ、心理相談員・保健師とし18年財団に所属。働く女性や母親を対象としてカウンセリングやセミナーの企画運営も数多く手がけ、講演実績は3000回以上にのぼる。
働く女性たちへのコーチングセッションや夢を描き叶えるワークなども多数行っている。
●―これまで結婚、出産、育児を通して、妻であり、母であり、女性である自分を大切にしながら、仕事を継続。
実母が難病になり、育児、介護、仕事の両立に悩む。様々な苦悩を乗り越え、2010年に独立し㈱ウェルネスライフサポート研究所を設立。
女性の健康やキャリア、生き方などをテーマにした講演や研修は、ほぼ100%クチコミ・紹介・リピートで依頼されている。
女性の健やかに、自分らしく、幸せに生きるための方法論として「愛して、学んで、仕事をする」生き方・在り方を提唱し続けている。
プライベートでは3人の男子の母。
加倉井さおりの本
マンガで楽しく読める <仕事も育児も! >ハッピーママ入門/かんき出版
保健師 加倉井さおりのお悩み相談室
行政や企業のメンタルヘルス・セルフケア・ダイバーシティ研修の講師歴3000回を超える保健師 加倉井さおりが、女性の様々なご相談にお答えしています。
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