今回のお悩みは、いつも時間に追われているというお悩みです。
お悩み:いつも時間に追われていて、余裕がありません・・
いつも時間に追われてる、時間がない、いつも走ってる・・
ワーキングマザーの方に多く聞かれる言葉です
いつも「時間がない!」が口癖で、いつも走ってた私です。
もぉ、毎日本当に「プチマラソン状態」な日々でした。
1分でも1秒でも早く!
そんな習慣が子どもたちが保育園を卒業した今でも、刻み込まれてしまってる感じがあります(笑)
朝も保育園に送りベビーカー押しながら小走り、預けてからは駅まで猛ダシュ!
夕方は定時で「お先に失礼します!」と駅まで猛ダッシュ!
お子さんが違う保育園の方なんて、本当にママチャリをかっ飛ばしてましたから…
働く母はたくましくなるんです。
「時間がない」と言わなくなった理由
私も「もー、時間がない!」と眉間にシワを寄せて悩んでいた時期もありました。
からだがもう一つ欲しい!と本気で思ったこともあります。
1日24時間は誰でも平等に与えられてる時間。
もっと時間が欲しい!と思うなら、
この24時間の中でやりくりして産みだすしかない。
時間がない!と悩み、いつも走っていた私が、
「時間がない」と言わなくなり、
走ることがめっきり減ったのは、
「やらないことを決めた」「人の力を借りる」ことをしてから。
リスト化して優先順位を整理してみる
いつも「やることリスト」を朝20個くらい書き出してました。
まずそのリストをみてうんざり感で一日がスタート。
戦うようにリストの項目をやり、一つひとつ消していき、多少達成感。
でも最後にまだいっぱい残っていて、「あー今日も全部できなかった~」と落ち込む…そんな毎日でした。
「やらないことリスト」を作成してみるのも有効です。
「やらないことリスト」に「毎日掃除機はかけない(水、土だけ)」とか、「テレビは見ない」「Facebookは朝の10分しか見ない」など。
今までやっていたことの中で、やらなくてもいいことを洗い出してみてください。
その上で、やることリストを4つの項目で書き出します。
- 緊急性、重要性どちらも高い→必ず今日までにする優先順位No.1
- 緊急性は高いが、重要性は低い→優先順位No.2
- 緊急は低い、重要性は高い→優先順位No.3
- 緊急性、重要性どちらも低い→人にお願いできることなら依頼する、今日でなくてもいい。
そして、できるだけ、各項目最大3つまでに絞って書き出すこと。
優先順位No.1の3つがクリアできれば、自分に大きな拍手!くらいの気持ちでやり始めたら、
負担感が減り、充実感は増え「時間がない」を言わなくなりました。
人の力を借りてみる
そして保育園の送り迎えや習い事の送迎など、自分以外の誰かにお願いできることで、「毎日走る生活」から抜け出せる1歩になるはずです。
また、朝の場合は10分前行動を心がけることもおススメ。
そのためには、朝も今までより早く起きることも有効。
働くママの中には
「 早く起きて子供たちがまだ寝ている間に集中して、
朝食・夕食作り、保育園の登園準備、ごみ出し準備、 自分の化粧など済ませます。
そして保育園への送りは夫にお任せしています!
私は朝早く会社に行って仕事に取り掛かります。
これで夕方キッカリ退社し、子供たちと寝るまでじっくり向きあう時間を確保でき、
自分もストレスなくやれています。」
という声も。
まさに「朝活」!
私もその一人です。時間の使い方が命の使い方。
在宅勤務も進んで働き方も大きく変わった方もいると思いますが、自宅にいるからこそ家事の負担が増えたと嘆くワーキングマザーも。
一度、今の時間の使い方を書き出して、増やしたい時間、減らしたい時間を考えてみることもおススメです。
<加倉井 さおり>
株式会社 ウェルネスライフサポート研究所 代表取締役
WOMANウェルネスプロジェクト代表(保健師・心理相談員・ICP認定コーチ)
●―北海道生まれ、心理相談員・保健師とし18年財団に所属。働く女性や母親を対象としてカウンセリングやセミナーの企画運営も数多く手がけ、講演実績は3000回以上にのぼる。
働く女性たちへのコーチングセッションや夢を描き叶えるワークなども多数行っている。
●―これまで結婚、出産、育児を通して、妻であり、母であり、女性である自分を大切にしながら、仕事を継続。
実母が難病になり、育児、介護、仕事の両立に悩む。様々な苦悩を乗り越え、2010年に独立し㈱ウェルネスライフサポート研究所を設立。
女性の健康やキャリア、生き方などをテーマにした講演や研修は、ほぼ100%クチコミ・紹介・リピートで依頼されている。
女性の健やかに、自分らしく、幸せに生きるための方法論として「愛して、学んで、仕事をする」生き方・在り方を提唱し続けている。
プライベートでは3人の男子の母。

加倉井さおりの本
マンガで楽しく読める <仕事も育児も! >ハッピーママ入門/かんき出版
保健師 加倉井さおりのお悩み相談室
行政や企業のメンタルヘルス・セルフケア・ダイバーシティ研修の講師歴3000回を超える保健師 加倉井さおりが、女性の様々なご相談にお答えしています。
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