仕事と育児の両立で悩んでいた時に、ご友人の紹介で「幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座」を受講され、その後、転職し今を充実して楽しんでいる、松浦さんにインタビューさせていただきました。
自分にぴったりのウェルネスライフを手に入れるまで
出産後も働き続ける、社内初のロールモデルに。周囲の協力を得ながら、幅広い分野でスキルアップ
Q1.これまでのライフ&キャリアストーリーを教えてください
現在、小学3年と年中の娘がいます。外資系IT企業でマーケティングの仕事(フルタイム勤務)をしていますが、現在の会社で5社目。夫からはJob Hopperとも言われます。
大学卒業後に入社した超ドメスティックな大企業では法人営業を担当。その後、外資系IT企業でシステムエンジニア、外資系コンサルティング会社でコンサルタントを経験し、自分のスキルセットの幅を広げてきました。
コンサルタントの仕事は非常にやりがいがあったのですが心身ともに疲れ切ってしまった時期があり、これまでの経験を生かし、4社目は外資系通信会社の法人営業として転職。この会社が私の人生で一番長く在籍した会社となり、10年働きました。
この10年の間に夫と出会い社内結婚、2回の育児休暇取得を経て仕事を続けてきました。第一子出産時は社内で出産第一号となり、子どもを産んでも仕事を続けるという社内初のロールモデルに。
さらにここでは社内異動が頻繁にあり、新設部署ができると新設部門に異動になることが多く、様々な職務を経験しました。子どもを抱えて未知の業務に異動になったときは不安でいっぱいでしたが、周囲の支えもあり、なんとか乗り切ることができました。
スペシャリティがないことを不利に感じたときもありましたが、こんなに幅広い領域の職務経験を持つことはそうそうなく、他にないユニーク性を持たせてもらえたと、今は感謝しています。10年区切り、4社目ではやりきった感もあったので子持ちながら転職すると決め、幸いその機会を得ることができ、5社目の外資系IT企業にマーケティング(広報・広告宣伝)職として新たなキャリアをスタートしました。5社目は年に2回は海外出張の機会があるため、夫や両親、ファミリーサポートさんの協力を最大限に活用して乗り切っていま
両立のためには周囲の協力は必須~子どもの手伝いは大きな力!
Q2.仕事と育児の両立についての工夫や考え方を教えてください
1人目のときは仕事も育児も完璧にできないことに一喜一憂していました。洗濯物は毎日干して・たたむをほぼ一人でしていましたし、食器も手洗いしていましたが、私だって仕事をしているのになんで私ばかり家事も育児もやっているんだろうと、夫へのイライラがつのる毎日。
しかし、先輩ワーキングマザーの友人から、「完璧なんて無理、手抜きも必要」とアドバイスされ、完璧を目指すのをやめました。「掃除をさぼっても死なないから大丈夫」の一言は気持ちが楽になりました。頼れるものは頼ろう、と自動化できる家事は機械に頼ることにし、乾燥機付きの洗濯機や食洗機、ルンバをそろえました。
そして2人目が誕生。
明らかに物理的な負荷が増えたため、当時年長になった長女には自分でできることは自分でやってもらう(一人でお風呂に入るとか)ようにしたり、今では姉妹だけでお風呂に入ってもらったりして、子どもに頼っています。
私が仕事で忙しそうにしている時は、毎日ではないにしても、家事も洗濯物を畳む・しまう、食器洗い、風呂の掃除など、自らお手伝いするようになりました。ついつい早く済ませたくて自分で全てをやってしまいがちですが、子どもが生きていくための素養をつけてもらうため、また私自身の時間を作るためにも、ごはん作りなどの一般的な家事は子どもとやるようにしています。
子どもが病気になったとき、残業でどうしようもないときは、夫も仕事が忙しく、なかなか調整が難しいことも多いため、主にファミリーサポートさんにお願いしている他、何かあったときにお願いできる先はいくつか確保しています。
また、いざというときは在宅勤務で対応させてもらえるよう、職場へのお願いもしています。在宅勤務は働く姿が見えないだけに、上司との信頼関係を構築する上でもしっかり業務上の成果をだし、結果を残していくことに努めています。
自分を棚卸して気が付いた「実現したいこと」~ワークショップ以後、次々と実現!~
Q3.WOMANウェルネスプロジェクトの講座を受講して、どのようなことに気づき、また変化しましたか?
「幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座」を受講したのは4社目で広報担当に異動になったすぐ後でした。慣れない仕事であるのに加え、上層部からのプレッシャー、予定通りに絶対やらなければならないというプレッシャーで、精神的にかなりまいっていました。
そんな気持ちが八方ふさがりになっていた時、友人から講座を紹介され、受講しました。日常の中で自分を棚卸するための自分だけの時間を持つことが難しいので、この講座で自分を見つめなおす時間をもてたことは、これからを考えるとても良いきっかけになりました。
特に、3年後の自分はこうなっています!を可視化するワークを行う中では、いくつかこうしたいと思うものがわかり、できることから行動してみようと思うことができました。そして受講から現在9か月が経過しますが、自身の就業条件にあうキャリアアップの転職ができ(給料もアップ!)、旅行の計画もでき、会いたいと思っていた人に会いに行ったりと、紙に書いたことが着実に現実のものとなっています。
ここに書いたことは叶っていきますとの加倉井さんの言葉、私の身にも起こりました。
書くことで情報収集のアンテナが張られ、やりたいことの実現化に向けて行動を起こすことができたのだと思います。
またわたしは、失敗を極度に恐れ、クヨクヨ落ち込むタイプでしたが、この時を境に以前のようには落ち込まなくなり、やったことがないことや漠然としたことに対して極度の恐れを抱かず飛びこめるようになりました。
ウェルネスライフのためには、よく眠る、土日はPCをしない、適度な運動を継続
Q4.ウェルネスライフの上で心がけていることはなんですか?
体調がよくないと、気持ちの余裕がなくなってしまいます。以前、ライフ&キャリア講座を受講していた時はどん底のように感じるくらい仕事も悩み、眠れないことも多くありました。仕事のプレッシャーもあり、子ども達へもイライラ。海外とのやり取りで自分でコントロールできないストレスもあり、24時間仕事のことを考えてしまいがちで、夢にまで仕事のことが出てくることも。
転職したことを機に、最近は睡眠不足が体調不良に直結すると思い、眠れるときはしっかり眠るようにしています。以前は子ども達が寝てから夜でも自宅でPCをしていたことも多かったですが、転職した今はそれはやめ、定時に退社し、土日はPCをしないなどのマイルールでストレスも軽減し睡眠の質も良くなったと感じます。また運動不足ぎみなので、長女とジョギングするなど体を動かすことを意識するようになりました。
会社の海外メンバーと親子で国際交流の場を広げたい!
Q5.これからのビジョンについてお聞かせください。
今の会社では、アジアの他の国(香港、シンガポール、中国)でマーケティング職についているチームメンバーが、みな子持ちのワーキングマザーで、子どもの歳も近いことがわかりました。近いうちに家族でメンバーのいる海外にいったり、うちに遊びにきてもらったりして、親子で国際交流の場も広げていきたいと思っています。
余談ですが、6月に海外出張があり、海外の同じ職務のメンバーと会える機会がありました。海外で子育てしながら働く彼女たちと、「働く母は大変よね~」「毎日ごはんと掃除どうしてる?」という話題でもりあがり、日本と一緒なんだなぁと思いました。
転職へは迷いも不安もありましたが、「一歩踏み出し、やってみると、道は開ける」を実感しています。今は勇気を出して自分の働き方を変えることができたことで、ハッピーに日々を過ごせていると感じています。
一方で、これまでは自分のことで精いっぱいで子どもとしっかり向き合えていないところがあったと反省しています。子どもたちの成長に伴い、子育てで悩む次元も変わってきました。イライラして怒ってばかりのお母さんになっている(現在進行形)ので、おおらなか気持ちで子どもと接することができるように、そして、子どもが困ったときの港として機能する母親になれるよう、自分を変えていけるようにしていきたいと思っています。
講座を受講された時は、仕事と育児の両立に悩み、心もからだも疲れ切っていたという松浦さん。
自分の叶えたいビジョンを描いて、本当にそれが叶った喜びも伝えて下さいました。そして、子育てのエピソードではお互いに涙。働くことに傾きすぎることで、心とからだの健康、そして子育てにシワ寄せがくるのだということを、今回のインタビューでも実感しました。
「今は本当にハッピーです!」と笑顔で話してくれた松浦さん。同じように今悩んでいるワーキングマザーの方にもこのインタビューを読んで、一度立ち止まっていただけたらと思っています。
インタビュー:加倉井さおり
松浦さんが受講された「幸せなワーキングマザーになる!ライフ&キャリア講座」はこれまで多くの方が受講されている人気の講座です。実際の報告記事もぜひお読みください↓↓↓
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