HAPPY WOMANインタビュー第7回
6歳、3歳、1歳の3人の男の子のママであり、保健師という専門職である藤原さん。
旦那さんの転勤を機に退職をし、シンガポールで3人の男の子の子育てをする決断をされました。
子どもを育てながら産業保健の仕事にチャレンジ。そしてシンガポールへ。
Q1.これまでのライフ&キャリアストーリーを教えてください
保健師として、某健康保険組合で約7年保健指導を行っていました。その間、長男を出産し、育休を取得して復帰。産休、育休の取得者が少ない組織だったので、自らも制度を調べたり、周囲の理解を得たりと、手探りの中での取得でした。
復帰してしばらくして、大手企業の健康管理室に転職し、社員の健康管理業務に携わってきました。子どもがいる中での転職は不安もありましたが、もっと産業保健を深めたい気持ちもあり、社員との距離が近い職場に転職。そこで、次男を出産、育休を取得して復帰。復帰後まだまだやりたいこともあり、志半ばでしたが3人目出産前に退職し、夫のシンガポール駐在に帯同することになりました。
子育ては夫婦二人三脚で。人に甘える勇気も学ぶ。
Q2.仕事と育児の両立についての工夫や考え方を教えてください
職場では、常に優先順位と効率を考えて仕事をしていました。子どもの発熱など明日は何が起こるか分からないという危機感があり、前倒しで仕事は進めていました。それでも、保育園からの急な呼び出しもあり、仕事と子どもの板挟みに陥りそうな時もありましたが、毎回乗り越える度に、人に頭を下げる勇気、人に甘える勇気を教わってきた気がします。
家庭では、双方の実家が遠方であるため、夫婦二人三脚でやってきました。夫は子どもの世話はもちろん、家事も何でもこなしていました。実家からのサポートが難しい分、夫は、自分が私のサポーターになるしかないと思っていたようです。子どもと過ごす時間が限られていた分、その時間を家族一緒に、どう楽しく過ごすかを大事に過ごしてきたつもりです。また、ファミリーサポートさんや保育園のママ友に本当に助けられ、今でもこの繋がりは宝物だと思っています。
ビジョンワークショップで描いた夢が次々実現!
Q3.WOMANウェルネスプロジェクトの講座を受講して、どのようなことに気づき、また変化しましたか?
実はビジョンワークショップに2度参加したことがあります。1度目は長男を出産後しばらくして、何となくもやもやして、ライフプランや仕事で悩んでいたとき。2度目は、三男妊娠中、今後の働き方を考えたくなったとき。そして、転職も、三児の母になることも、海外で暮らすことも、どれもビジョンワークショップで描いた内容です。
日頃、なかなか立ち止まって3年後を具体的に思い描くことも、それを周りの方に聞いてもらうこともないですが、講座で自身の棚卸しをしながら、これからの人生を思い描くことはとても楽しく充実したものでした。その講座のノートを今でも見返していますし、その時ご一緒した方と今でも繋がっているのは有り難いことです。
疲れを感じたら一人時間を作ってリセット!
Q4.ウェルネスライフの上で心がけていることはなんですか?
「愛して、学んで、仕事をする」を日々実践練習中です。
慌ただしいと、どうしても自分より子どものことを優先してしまいます。さらには、子どもと楽しく過ごすといった目の前の喜びを味わうことよりも、やることをこなして一日を終えたと思うことがあります。なので、疲れを感じたら、一人時間を捻出して、お気に入りの本を読んでリセットするように心がけています。自分を大事にすると、子どもにもきちんと向き合えますし、互いにハッピーな時間が増えるので、このサイクルをまわしていきたいと思っています。
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これからも大好きな保健師の仕事を続けていきたい
Q5.これからのビジョンについてお聞かせください。
人の人生や生き方までもサポートできる保健師の仕事が好きなので、シンガポールでも細く長く続けていきたいと思っています。また、保健師の仕事にも通ずることですが、子育てを通してコーチングや勇気づけの勉強をしながら、親子や子育てに関することにも携わっていきたいと思っています。
☆藤原沙和香さんがシンガポールで感じていること
■子どもとの時間は量より質
来星して次男が幼稚園に通うまでは特に、何をして毎日子どもと過ごそうと考えるところから始まりました。今まで保育園任せだったので、それは楽しく新鮮でもあり、大変でもありました。日本の児童館のような気軽に集える場所はないので、プレグラ(有料)や早朝の公園などいろいろと出歩きました。
仕事をしていた時は、帰宅後や週末などの限られた時間をどう過ごすかを考えていたので、いきなり日中の長い時間を子どもと過ごすことになっても、何か毎日特別なことをして過ごさないといけない気がしていました。
今は、特に何をする訳でもない時間もありますが、それも貴重で大事な時間だと認められるようになって楽になりました。仕事をして、子どもと過ごす時間が限られていたことに悩んでいたあの頃の自分に、子どもとの時間は量より質、そしてその時間をどう捉えるかだと教えてあげたいです。
■共働き世帯が多く、子連れに優しい人々
また、シンガポールは共働き世帯が多く、日中子どもが遊んでいる姿を見かけることはそれほど多くありません。早朝の公園では、子どもを遊ばせるメイドさんに混じって子どもを遊ばせることもあります。またメイドさん文化ということもあり、母親の私一人でバスや電車で外出していると物珍しく見られることもあります。それでも私は一人抱っこに一人ベビーカーの状態でよく移動しています。バスや電車に乗るのも大変は大変なのですが、必ずといっていいほど話しかけられ、その関わりで癒されることも多くあります。
子連れに優しいといわれるシンガポールですが、ある時は、ベビーカーを運ぶのを手伝ってくれ、ある時は次男の手を引いて乗り降りを手伝ってくれます。そんな一つ一つの出来事が子どもとの思い出となっていく気がして、心地良く感じています。
そして、日本でもシンガポールでも、さりげなく手を差し伸べてくれる友人、仲間の存在に本当に助けられています。3人の子育てと海外暮らしがほぼ同時に始まり、記憶がないくらい慌ただしい日々もありましたが、ママたちの支えに助けられてきています。駐在の方が多いためか周りの方の出入りも多いですが、ここに来たからこそ出会えた人のご縁をこれからも大切にしていきたいと思っています。
インタビュー:加倉井さおり
藤原さんが2度受けられた講座、ビジョンワークショップは不定期に開催しています。
□これから妊娠・出産を控えている
□将来子供を産み、育てながら働き続けたい
□育児休暇中だが、復帰が不安…
□現在ワーキングマザーとして働き方や今後のキャリアを迷っている
□自分の心とカラダを整えて、元気に産み育て働き続けたい!
□自分にとっての「幸せとは?」を考えてみたい
□仕事も子育ても、自分らしく楽しみたい!
こんなあなたの心とカラダと生き方を整えます!
現在ワーキングマザーの方もこれから目指したい方、育休中の方も大歓迎です!
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