4か月、2歳、6歳の男の子3人のママsayaです。
産後に慌ただしくシンガポールに赴任して何とか一ヶ月が経ちました。
3人の子どもと一緒にいると本当によく声をかけられます。店で並んでいるとき、バスの中、エレベーターの中は必ずで、あの一瞬で必ず「3人?!あらっ全員男の子?!」という会話になります。シンガポールではいろんな国の方がいるのに日本と同様の反応をされるのが何だか可笑しく、何語か分からない時もそのニュアンスは分かるので不思議です。
時に、深イイ話をされることもあります。先日話かけられたシンガポール人の女性は笑顔で「子どもが小さいと本当に大変、でもたくさん触れ合える。大きくなると時間はできる、でもコミュニケーションも限られる」と言われ、改めて今余裕はないけれど、きっと子どもたちに愛され必要とされ、かけがえのない時間なのだと思いました。
ところで、シンガポールは共働きも多いこと、近隣諸国から出稼ぎにきている女性も多く、メイドさんやシッターさんを雇われている方が5家族に1家族はいるそうです。明らかに顔が似てないから親や祖父母でないと分かることもあれば、話してみてシッターさんだったのかと驚くこともあります。それくらい多くの子どもは、楽しそうで、いかに関係性ではなく一緒にいて楽しい人、自分のことを大事にしてくれる人と過ごすのが大事なのかと気づかされます。
そして、その情景をみていつも思い出すのは、長男が1歳で保育園に通い出した頃のことです。毎朝泣く我が子をみて、やっぱり子どもは私と一緒にいたいのでないか、かわいそうなのかしらと当時は随分悩みました。あの頃、シンガポールのように幼い頃からシッターさんなど母親以外の人と日中過ごす時間が多い国もあることを知っていたら、あんなに悩まなかったのにと思います。因みに長男はこの春保育園を卒園しましたが、保育園が大好きで、私も仕事を続けてよかったと今では思っています。
シンガポールにきてこの1か月は学校も始まらないので3人の子どもと24時間一緒で、正直息が詰まることもあります。子どもも親もそれぞれ慣れない環境で、ぶつかり合う頻度も増えました。保育園時代は子どもと過ごせる時間は限られていたので、子どもと過ごす時間が貴重で、もっと一緒に過ごせたらいいのにと常に思っていたのに、です。
それでも、今がどれだけ貴重で限られた時期なのか意識さえしていれば、決してただ流れていかず、笑顔なときも、互いに上手くいかないときも全て家族の財産になるのではないかと思っています。
いつか私も、先日会ったシンガポールの女性のように子育てをやりきったという満たされた笑顔で、今を大事に、子どもとたくさん触れ合ってと、声をかけているかもしれません。
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